FINAL EXIT Central Europe Tour 2014 report by Ryohei Kikuchi pt.7


中欧ツアー6日目

朝7時前に目覚めてしまう
仕事がある時の早起きの感覚が抜けないのか、いつもと違う枕だからなのか、どうもぐっすりと眠れない

そのうち、朝早いのに外で工事が始まりドリルの音がうるさくて本格的に寝れなくなったので、シャワーを浴びる事に。
シャワーを浴びたら、何故か激熱なお湯しか出ない! どうやら、外の工事が影響している様子

ヒサヲ氏がシャワーから出て来ると熱湯しか出なかったので、変な体勢で浴びていたら背中を痛めてしまったと。おいおい、もうすぐOEFなのに大丈夫かよと。ヒサヲ氏持参の湿布を貼って応急処置を。

しばらくして、工事の音がうるさくて寝れないのかみんな起きてきた
ただ、その頃には熱湯どころか水そのものが出ないという事態にまで発展してました

とりあえず、朝食を済まし、そのうち水も出るようになったので他の人達もシャワーを浴びたりしていたら、オットがちょっと仕事に行ってくると言って出て行ってしまう
ドライバー不在になってしまったので出発する事も出来ず、しばらくオットの家でくつろぎタイム

いやー今日のOEF、13時から始まるからそれに合わせて出かけると思っていたので拍子抜け。物販も売りたいし。とりあえずThe KILLのメンバーと雑談したりと思い思いに過ごしていた。

14時過ぎにオットがやっと戻ってきて、さあ出かけるかという事に
ってか、13時からフェス始まってるんだけどね。この辺も出番に間に合えばいいだろって考えですかね 。出かける前に記念撮影。


出発して1時間くらいして昼食タイム。スーパーマーケットで買い物
ここで前日買えなかった土産物を買おうと思うも良い物が無く断念・・・

その後、スーパーマーケットの近くの住宅地で停車
ここで休憩なのかな?と思っていたら、オットの知り合いの家の前だったらしく、知り合いが帰宅するのを待っていた様子。前の路地で写真を撮ったりして時間をつぶす。



なんだよ~、いつOEF行けるんだよ~って思っていたら、知り合いが戻ってきて何故かギターアンプを借りて出発。フェスで使うわけでもなかったので、何故アンプを借りたかは不明

そんなこんな寄り道をして、ようやくツアー最大の目的であるOBSCENE EXTREMEの会場に到着!

この時点で夕方5時過ぎ。まぁ、出番は8時だから間に合っているけどさ

ちなみにOBSCENE EXTREMEは観客数7000人の大型野外フェス
初日のフェスも結構人がいたけど、600人くらいだったらしいので、その10倍以上!
まぁ、7000人とはいっても5日間行われるフェスの総入場者数だとは思うけど、だとしても結構な人が集まっていました

関係者用で入り口でオーガナイザーのチュービーが出迎えてくれる。「Welcome to Obscene Extreme!」と!出演者用のバックステージパスを受け取り、車を停める。

メインゲート

関係者出入り口付近

とりあえず、皆でステージを見に行ってみるかーって事で向かっていると、どこかで見た顔が。
再会を誓った、ChiensとWhoesenationの面々。
向こうも気づいてくれて、「FINAL EXIT!」っと言ってくれて熱く再会のハグ
でも、彼らの出番が早かったから見れなかった、申し訳ない

そしてステージに行ってみると、めちゃくちゃ盛り上がっている!
ちょうどステージでは地元チェコで大人気のゴアグラインド「Gutalax」がやっていて、お客さんもステージに大勢上がってお祭り騒ぎ
ビーチボールは舞うわダッチワイフが飛び交うわステージ上でチ○コ丸出しのヤツはいるわ・・・なんかスゲぇとこ来ちゃったなと 。さすが本場ですわ!

Gutalax

さて、着いて早々もう出番まで1時間半くらいなんだけど、物販の準備をしたいのだが、どこで売ればいいのかわからない。オットに聞こうとしたが所在不明。
というか、他のバンドが物販をしている様子がない。フェスのオフィシャルグッズを売っている場所はあるんだけど、どうすればいいのやら・・・

実はこの時点でツアー用に用意していたTシャツ100枚のうち約半分くらいがまだ売れ残っている状況
CDもかなり売れ残っていたんだけど、せめてTシャツくらいはある程度は売れて欲しいので(何故なら、持って帰るのにかなりの荷物になるから)とにかく売り場を作りたい

チュービーに聞かないとわからないなという事で、やっとの事で再びチュービーを見つけて「マーチャンどこで売ればいいの?」って聞いてみたら、「グラインドマーケットの中だよ。」と物販会場を案内され、近くにあったボロボロの長テーブルを持ってきて「ここで売れ」との事

なんか、アバウトね。その辺、全然ルールが無いみたい
まぁ、フェスのオフィシャルグッズが売っているとこの近くだから人もそれなりに集まってくる所なので、立地的に結構良かったです


グラインドマーケット内部

ようやく売り場が確保出来たので、いそいでセッティング
CD並べてるそばから、結構人が寄ってきて買ってくれたりする 、忙しい。
さすが7000人来るだけはあって、売り上げに期待出来ます
物販の準備がやっと終わるくらいで、もう出番次だぜーって事で、今度は急いで本番の準備に
物販買いたいって人がいたけど、もう出番だから後でね~ごめんね~って謝って急いでバックステージへ移動

バックステージで準備をしていると、東洋人を発見
今回、アジア圏からはウチら以外にタイのバンドとインドのバンドが出ていたので、顔つきからいってタイのバンドの人達だなと
向こうもチラチラこっちが気になっているようだったので、ここは結成20年のベテランから声かけてあげたほうがいいなと思い(笑)、「タイのバンドの人ですか?」(もちろん英語で)って声かけたら「イエス」と笑顔で答えてくれました、さすが微笑みの国タイランド
その後、なんとなく自己紹介したり世間話をしたりコップンカーとか言ったりして交流しました

タイのバンドMasochistoと

バックステージにいる間にも色々な人が来てくれて話したり・写真撮ったり、ビールも飲みたかったので飲んだりで、忙しかった。

バックステージ

バックステージ、OEF託児所の子供達によるステージダイブ体験!

そんなこんなしていたらいよいよ出番
ライブは・・・写真を見ていただきましょう













結構盛り上がりましたよ~ いやーさすがOEF!
規模も人数も違います! ここでもアンコールまでやっちゃいました
アンコールはOEF ASIAでも披露した、CRIPPLE BASTARDSの名曲カバー「AUTHORITY?」!(笑


超楽しかったっす
ちなみに、ライブ写真はほとんどがネットでの拾い物。大きいフェスだけあって、かなりのサイトで写真がアップされてました。個人のブログやSNSなんかでもアップしてる人がいました。便利な世の中です

そんな感じでツアー最後のライブが終了
バックステージで片付けしていたら、他のバンドの人とか本当に色々な人が声かけてきてくれて、一緒に写真とろうとか言われこれまた忙しい。写真撮影待ちが出来たりと、日本じゃ絶対にあり得ない!(笑
その後も会場を歩いていたら、ライブ良かったぜー!とか一緒に写真とってとか声かけられまくりでした
それはもうロックスターになった気分だった
実際に一緒に写真撮った女の子に「You feel like rock star?」なんて言われたりして。
まぁ、アジア人だから珍しくて目立ってたっていうのもあったんでしょうけどね

イタリアのベテランHCバンド「Eu’s Arse」のメンバーと!

そんな感じでライブも好評だったおかげで、物販の売れ行きもなかなかなものでした
さすが7000人集まるフェス、他の会場とは売れかたも桁違いだぜ

物販をする合間に腹が減ったので何か食べようと言う事になり、例に漏れずもらっていたフードチケットやドリンクチケットを駆使し、ビーガンバーガーやビール(ヒサヲ氏はコーラ)を食べる。
ホント、出演者には至れり尽くせりです。

今回のツアー、物販はヒサヲ氏にほとんど任せていたので、中抜けし、初日のPFODに来ていたMira氏や、一昨日スロバキアで対バンしたSedem Minut Starachuの面々、オット同様自分とはかれこれ20年くらいやり取りしているRSRのSandro等色々な人たちに挨拶して廻った。Mira氏に「オレらここにいるから落ち着いたら後で一緒に飲もうぜー」と言われたので、とあるビーガンスタンドの裏手に。

RSRのSandroと

Armagedomのメンバーと

Mira氏・Michal氏と

これがいけなかった。
Mira氏やその友人Michal氏、ブラジルから来ていた「ARMAGEDOM」のメンバー、誰だか分からない人達と、最初はビールを飲んでいたのだが、そのうちもっと強い訳の分からない酒を飲まされ、スゲエ眠くなってしまった・・・

彼らと別れてバックステージ脇に行くと「Hellshow」がやっていたのだが、とりあえず眠すぎて側にあったベンチで寝落ちしてしまう・・・結局この日のメインアクト伝説のデスメタルバンド「MASTER」も見逃してしまう。

どのくらい寝ていたか分からないが、ヒサヲ氏に起こされ全その日のライブが終了して、ホテルに向かわなければならない事を知らされる。自分の荷物までまとめてくれたようで、ヒサヲ氏スマン!

そして出演者用のシャトルバスに乗ってホテルへと行きました
会場からはバスで10分くらいの所にあるホテル。

ちゃんとトイレもシャワーも付いてる部屋でした。まぁ、当たり前な事だけどね
さらにフリーWi-Fiだってついてるんだから!  これまた流石OEF!
ただ、部屋中央辺りでは若干電波が弱く、ドア付近まで行かないと安定しなかったけど


ただこの時点でもすげぇ眠かったので、シャワーも浴びずにこのツアー史上一番快適なベッドに沈む・・・

ツアー6日目終了。