2013年1月に極秘裏に来日したアルゼンチンのオールドスクールデス・ブラックメタル、INFERNAL CURSE。
結成は2008年とまだ若いバンドですがドラマーは1987年結成のベテランデスラッシュ、DEVASTACIONでも活動経験のあるBestial Offensorとファンジンやレーベル、複数のバンドでも活動するNocturnalにより結成。
2012年、Chalice of Blood Angel Productionsからリリースされたファーストアルバムの発売に合わせてアジアツアーを敢行。
東京ではCOFFINS, ANATOMIA, 兀突骨らが出る the Battle Of Orochi に出演。
黒ローブを身にまとい南米らしいSARCOFAGOや初期SEPULTURAを彷彿とするサウンドをプレイ。ライブ中盤ではやはりバンドに影響を与えていたSEPULTURAの初期の名曲、Anti-Christのカバーを披露。
日本国内では全くの無名に等しいバンドながら素晴らしいライブ演奏に衝撃を受け、Kultivation は早速彼らにコンタクトし、ジャパンツアーリポートのオファーをした。
メンバーのステージオフの写真や音楽以外の事の掲載はバンドの意向により不可となった。結果的に簡素な文章と写真のみになってしまったがバンドがストイックで真剣にデス・ブラックメタルを追求している事をわかったいただきたい。
それではバンドリーダーでギター・ヴォーカルのNocturnal によるジャパンツアーリポート、スタート。
Battle Of Orochi, Shinjuku Antiknock, Tokyo 26-Jan
我々はサウンドチェックと物販設営のため、会場に早めに訪れた。
出演までにこれまで手紙やメールでコンタクトをとっていた日本人の友達とあったり、日本に住むブラジル人やボリビア人のメタルヘッドとも出会う事が出来た。これはとっても貴重な経験でもありお互いに酒を酌み交わし、交流を深める事ができた。
強烈なフュネロードゥームデススター、ANATOMIAの演奏後が我々の出番。そして今夜の最後のバンドはCOFFINSで素晴らしいショーだった。
我々は9~10時ぐらいに演奏を開始した。会場は素晴らしい観客に溢れ、200人以上いたように思えた。会場設備や音響機器のクオリティーにもとっても満足した。なんてブルータルな夜だろうか!
この日のセットリストは Intro, Demented Visions of Darkness, Black Faith, Tormented in Afterlife, Antichrist (SEPULTURAカバー), Visitation East Hangin, Unholy Benediction, Slaughterhammer
ステージからは多くのヘッドバンガーズの頭の振る姿が見え、その中にはガスマスクをつけたクレイジーなオーディエンスも暴れていた。
SEPULTURAのBestial Devastation MLPからAntichristのカバーを演奏した時にはオーディエンスも雰囲気も最高潮だった。最後の曲を演奏が終わってもオーディエンスのエネルギーは止まず、我々のエネルギーもまだあったので Slaughterhammer という普段はめったに演奏しないデモに収録されている曲をプレイした。
ライブ終了後、少しだけのビールを後にし、会場を去った。明日、名古屋に行くバスに乗るために早起きしなくてはならないからだ。
Death Metal Gig, Tight Rope, Nagoya City, 27-Jan:
寒い朝を名古屋で迎えた。CLANDETINEDのOkazzyがバスステーションで我々を待っていた。
ホテル、会場に行く前にレコードショップに立ち寄ったがレアなものは見つける事ができなかった。
DEATH METAL GIG は6時ぐらいから始まった。いくつかのブラック・デスメタルバンドとDistress Blood, and S.A.Tが出演。
9~10時ぐらいが我々の出番なので楽屋に入り準備を始めた。会場は素晴らしい熱気で多くの日本のメタルファンに混じりここでもブラジルのメタルヘッド達がいた。
この日のセットリストはDemented visions of Darkness, Black Faith, Tormented in afterlife, Antichrist (SEPULTURAカバー), Unholy Benediction, Slaughterhammer.
この日のショーは今回のツアーでも最高で、我々はぜひこのライブを音源としてリリースしたいと思っている!
我々の演奏の後はCLANDESTAINEDの出番だ。彼らは素晴らしい残忍なライブだった!
ライブ終了後、近くのバーで打ち上げ。3, 4人は泥酔していた。我々はこの素晴らしいショーと打ち上げを企画してくれCLANDESTAINEDのOkazzyに敬意を表したい。
翌朝、我々はまた東京行きのバスに乗り込んだ。
いくつかのレコード店を訪れ買い物を終えた、次のツアーも目的地 マレーシアのサバ島へ行くために飛行機に乗る前に。
最後までこの記事を読んでくれたリーダーにはいつも感謝。
INFERNAL CURSEが聴いてみたい!って思ったらなんの躊躇もいらない。レコード屋にいってこのバンド名を言えば在庫があれば売ってくれるし、なきゃ取り寄せてくれるだろう。なんならいま流行のインターネットっての使って探せばきっと見つかるだろう!
このKultivationを見つけたように!