Full Circle, The Gothenburg Death Metal Sound lives! by Mattias Westfalk
ひょんな事から日本に住むTattoだらけのスウェーデン人、Mattias Westfalkと出会った。
彼は日本でプロのカメラマンとして活動する傍らゴリゴリのメタルヘッドで東京やいろいろ場所のライブに現れては生々しいバンドマンやメタルヘッド達を写している素晴らしいアーティストだ。
そのMattiasは若い時期をスウェーデンのゴーテンブルグで過ごしAT THE GATESを昔から知り来日公演の撮影もしたと聞いたので彼の写真をKultivationで掲載して欲しいとお願いいたら快諾してくれた!
さらに彼は当時の思い出も語ってくれた。この文章は少しノスタルジックでセンチメンタルかも知れなけど、音楽の裏には文化、歴史、人と人との繋がり、そして人生があるんだ、という事を再認識させてくれる素晴らしい文章だ!!
Mattias ありがとう!
Full Circle, The Gothenburg Death Metal Sound lives!
私が、小さく死んだような街からゴーテンブルグ(ヨーテボリ) に引っ越して来たのは17歳の1989年でした。
その時 私はまだ高校2年生で他の都市を知らず、勉強をしていないときはライブを求めて外に出て行きいくつかのバンドを見ていました。
たいてい午後に1人で出て行きその会場の多くは古いパブやバーであった。パンクロッカー、Oiパンクス、ゴス、デス、スラッシュ、ヘヴィメタルヘッド、ブラックメタル信者とその取り巻き。彼らは弱い人間を探し、弱さを見せれば殴られるかその場から逃げる事をすぐに覚えた。
17歳の田舎の少年にはとってもハードなシーンだった。
ゴーテンブルグはスウェーデンではストックホルムの次の2番目に大きな都市で重工業産業、国際的な港で栄え、ハードワーキングクラスミュージックで有名。
パンク/メタルシーンが上り調子だった1990年にデス/ブラックメタルバンド、GROTESUEのメンバーにより結成されたAT THE GATES。
私の学生時代はまさにメタルライブの中にあった。放課後は毎日のようにレコードショップに通い膨大なレコードをコレクションした。
私の最高の思い出の1つは初めてAT THE GATESを見た結成最初の年で5人そこいらのお客の前だった。
この当時のもう1つのクールな思い出はRAMONESが閉館した映画館で演奏した時だ。彼らの全部の曲を知っているがその時はいままで聞いたことのない倍速なみの速さでプレイしていた。
ARRGという音楽コミュニティーが運営している Valvet という有名な会場でもAT THE GATESを見た。
音楽は、その後も20年以上後の私の日常生活の大部分である。若い時の経験がヘヴィミュージックへ捧げる人生を育てた。
その後、私はAT THE GATESの創始者でもある Alf Svensson と良き友達となり会う度に彼から当時のメタルシーンの話を聞くのが大好きだった。
当時のシーンは特定の要素(ブラックメタル対デスメタルなど)の間にライバル関係はなく、むしろ退屈な社会の中で日常の闘争を表現と若い才能のある人達のコミュニティだった。
ゴーテンブルグはヨーロッパの中で最悪の天候の街だと知っていますか。
雨、冷たい湿った風と1年のほとんどが暗く、、地下室に集まって残虐な音楽を作る以外やる事はないのです。
その後の私のでたらめな人生も1999年、東京で終わる。
写真への私の情熱はビジネスとなり私の日々の糧になる。
2007年にAT THE GATESが再結成し世界をツアーし日本にも2008年に来るという知らせは信じられなかった。早速、相棒の Alf Svensson に連絡をとりギタリストの Anders Bjorler を紹介してくれ、2008年5月新木場コーストにでバン撮影プレスのパスを取ってくれた。
オープニングアクトはPIG DESTROYER, Dillinger Escape Planと伝説的なノルウェーのバンド、MAYHEM。
AT THE GATESとは同じ時代、場所を生きた私には最高の再会だった。MAYHEMのNecrobutcherとも会ったがAWESOME !! だった
AT THE GATEは最高で最終的に私の写真家のキャリアの中でも素晴らしい写真がとれた。このギグからの画像は、EARACHEから2010年にリリースされたAT THE GATESのDVDボックスのドキュメンタリーやブックレットに使われた。
ANTHRAX, SLAYER, DIO, SUICIDAL TENDENCIESなども撮影したが2005年から日本のアンダーグラウンドの ”ライブハウス” の写真も撮るプロジェクトもスタートした。
大小にかかわらず感銘を受けた沢山の素晴らしいバンドを撮影し、このプロジェクトはいまも継続している。たくさんのヘヴィ/スラッシュ/デス/ブラック/スピード/グラインドからハードコア、パンクバンドを長年撮影し続けている。
東京のメタルシーンと私が知っている素晴らしい人々を心から愛しています。
2013年8月5日 AT THE GATESは中国や韓国での公演の後、恵比寿リキッドルームにて東京で演奏するために戻ってきました。
今回はバンド専属の(とはいってもカメラマンは僕だけだったけど) としてだが、古い友人を見るような”舞台裏撮影” 的な視点で両手を広げて歓迎ムードで撮影した。
ローカルバンドのSURVIVEがオープニングを勤め、2006年から彼らを撮影した事がある。会場のブルータルな雰囲気は高められた。
現在、私の東京アンダーグラウンドの探検はさらに深くなり幸運にも COFFINS, BUTCHER ABC, ANATOMIA, OGRE, Darkcorpse, SATANIC TERITAGE, TERROR SQUAD, 兀突骨など多くのバンドと知り合う事ができた。
私がカメラをにぎり続ければそこには限りなくヘヴィでブルータルな音楽が待っている。。。
Stay Sharp
Mattias Westfalk
September 3, 2013
彼の写真をもっと見たいという人はこちら!!
AT THE GATES photos by Mattias Westfalk
http://www.mwcpjapan.blogspot.jp/2013/08/at-gates-parte-due.html
Mattias Westfalk
http://www.mattiaswestfalk.com/
http://www.the35mmeye.blogspot.com
バンドのサイトもチェックしてくれ!
AT THE GATES http://www.atthegates.se/
Anders Bjorlers Private project http://www.andersbjorler.com/