FINAL EXIT Central Europe Tour 2014 report by Ryohei Kikuchi pt.5


中欧ツアー4日目後半

アンディの家を出発し、ツアー三ヶ国目のスロバキアへ
どのくらいの距離を移動するのかは全くわからないのだが、昼過ぎに出発して間に合うものなのか、少し不安である
というか、毎日結構ゆっくりと出発していて、ギリギリに到着している感じだ。のんびりしているのは国民性なのかな。まぁ、ライブ時間には間に合っているからいいんだろうけど

そんなこんなで、ハイウェイ(山道が多かった)をひたすら走ってスロバキアのŽiar nad Hronomという街を目指す 。
街の名前の読み方がまったくわからない (ジアル・ナド・フロノムと読むそうです。)


途中、ガソリンスタンドにトイレ休憩に寄る
とその時、車の異変に気づく。

なんと、タイヤの表面のゴムが無くなっているではないですか!
薄皮むき出しでバースト寸前の状態で走っていたようです。もう少し走ってたらバーストしてただろうね。トイレ休憩して気づいたのが不幸中の幸いでした

だがしかし、既に朝のパンクでもうスペアタイヤが無い
どうしたもんかと思ったら、再び不幸中の幸いが!
数百メートル先にカーディーラーが見えるじゃないですか! とりあえず、ゆっくりと車を走らせてカーディーラーへ行きました

修理工場も併設されてる感じだったのでタイヤ交換出来るなーって思ったら、サイズの合うタイヤが置いてないとの事。普通の乗用車しか扱ってないのか、大きめな機材車に合うタイヤがありませんでした
なので、スペアタイヤと交換したパンクしているタイヤを修理して使う事に
という事で、修理完了までしばらく待ちぼうけに


山間部の周りに何も無い所。周りの景色を眺めつつ和む。


ちなみに修理してもらったカーディーラーはSKODAというメーカー 

日本では見た事も聞いた事も無いメーカーですが、チェコのメーカーらしくチェコではやたらと走っていました。チェコではシェアNo.1らしい。大衆車って感じですかね。

フォルクスワーゲンとヒュンダイのディーラーも併設されてました
SKODAはフォルクスワーゲンの傘下らしい

しばらくして、修理終了
どうやら無事にパンクは直ったようです
余計な時間を食ってしまって間に合うのか不安だが、再び名前の読み方がわからない街へと出発

再びハイウェイを走り出したバン
途中トイレ休憩(今度は何も無い所で立ちション)をはさみつつ、いざスロバキアへ
順調に進んでいると思っていた矢先にまたもトラブルが・・・

走行中に「バンッ!!!」という破裂音が・・・


修理したタイヤが完全にバーストしました
とりあえず、ゆっくり走らせて近くのドライブインのような所に車を移動させる

今回は近くに修理出来そうな所は見当たりませんでした
ってか、この日だけで3回目だけどねタイヤのトラブル
呪われているのか?

さすがに今回はどうにもならなかったので、スロバキアのライブの企画者に電話で連絡して迎えにきてもらう事に 。もうこの時点でライブ開始予定時刻19時を過ぎていた。

しばらくして、乗用車3台で迎えが来ました
機材と物販の品とメンバーをなんとか3台に乗せて名前の読めない街へ出発
そうしたら、たいして時間かからずにライブ会場に到着しました。結構近くまでは来ていたようでした




会場に到着したのが20時過ぎ、でもまだ明るい。すでに結構人が集まっていました
見渡した感じ山間部の田舎町って感じだったけど、よくこれだけ人が集まるもんだなと思った

ちなみに、21時過ぎでもまだこの明るさ

到着して、企画のSedem Minut Strachuのメンバーに挨拶。
機材を入れ、物販の準備をしたらとりあえず食事

ここでのケータリングは主催者側が作って用意したっぽい(後で聞いた話だと企画者の奥様の手作りだったそう。)と恒例のドリンクチケットをもらう。

野菜(ズッキーニやパプリカ等)を炒めたような物と米なんだかパスタなんだかよくわからない物 (チャーハンぽい感じ?)何かはわからないけど、美味しかったからおかわりしました


会場はいかにも飲み屋(パブ)って感じの所で、店の一角のテーブルをどかしてライブスペースにしてって感じ。
パブなので、もちろんビール! スロバキアのっていうか元々が同じ国だったからか、チェコのビールだった。でも美味い!もちろん全種類呑む!

Sedem Minut Strachu

Controlled Exsistence

the KILL

ライブスペースは窓が無く換気が悪い為、かなりの湿度でした
この日の出番はトリ
対バンは企画者/スロバキアン・ノイズコアSedem Minut Strachu、チェコの女性Vo Grind/Crust・Controlled Exsistence、ツアーメイトのThe Killとうちら。


1つ前にやったTHE KILLがかなり盛り上がって相当場が温まっての出番でした

そして、ウチらの時も相当の盛り上がり
凄い!というかヒドい!
盛り上がり過ぎてぐちゃぐちゃ
ビールぶちまけながら盛り上がる客とかいて、足元の機材がびしょびしょに!


途中、セットを止めサプライズでこの日誕生日のヒサヲ氏を祝う!
ヒサヲ氏には内緒で企画者に事前にケーキを頼んでおいて、実はライブ前に「ケーキ見るか?」とこっそりケーキを確認して爆笑!
だって、チョコレートケーキってのは聞いてたけど、なんせケーキの上にアンチミュージックの象徴が!(音符に×マークのヤツ。)これには「Great!」連発しましたよ!(笑


サプライズケーキは自分企画なので、「Hey! Everyone! Today is Hisao’s 40th Birthday! Let’s celebrate his Birthday! ケーキ・カモーン!」とケーキを登場させ、リードしてお客さんとみんなでハッピーバースデーソングを歌いました!

そしてヒサヲ氏は誕生日祝いに女子からキスのお祝いも~


動揺したせいか何だか分からないけど、その後のヒサヲ氏の演奏は全然ダメ(笑

演奏はツアー中で一番ヒドいものでしたが、盛り上がりも一番凄い事に 
本編終了してぐったりしていたら、お客さんに捕まって強制的にステージに戻されアンコールをやる事に (笑

そんなこんなでぐちゃぐちゃになりながらライブ終了 
ビールまみれで機材が壊れないか不安ではありましたが、クレイジーで楽しいライブでした 

ケーキはヒサヲ氏が切り分け皆で完食。
美味しいチョコレートケーキでした!

自分的にはこの日のライブが一番楽しかったのですが、これまた記録無し。残念!

sedem minut strachuのRado / Janと

左から2番目はchappa ‘aiってノイズコアバンドをやっているハンガリーのMarci氏、今回ハンガリーにも来ないかと誘われたが日程の都合で断念。
一番左の彼は目が逝ってるが、演技じゃなくこの時点ですんげぇ酔っており、最終的には自分で歩く事すら出来ない状態に(苦笑
Controlled ExsistenceのVo女史曰く、「彼はしょっちゅうあんなんだけど、サイコーなアートワークを描くのよ。」と言ってました。>

ライブ終了後、いつの間にかタイヤ交換して復活した車で企画者の家へ移動
この日はスロバキアの企画者/Sedem Minut StrachuのRichardの家へ宿泊
緑豊かな中にある平屋の一軒家だったんだけど、大きなリビングダイニングにベッドルームが3つ、風呂とは別にシャワールームもあり、かなり広いオシャレな家でした 。羨ましい!

家に着いて酒盛りが始まってしばらく飲んでいたが、前日車中泊であまり寝ていないせいもあるのか、かなり眠くなってきたので一足先に眠らさせてもらいました。

エアマットレスも人数分用意してくれ、しかも寝袋まで貸してくれ至れり尽くせり。
ってか今度海外ツアー行く時は寝袋持参必至ですな。
それを身を以て知った1日でもありました。

そんな感じで、観光して、車のトラブルが多発して、クレイジーなライブをしためまぐるしい日が終了しました

ツアー4日目終了


偶然見つけたこの日のライブ断片。