FINAL EXIT Central Europe Tour 2014 report by Ryohei Kikuchi pt.8



ツアー最終日

やはり早朝に目覚めてしまう。
そうしたら、ネットのニュースでウクライナ上空で民間機が撃墜されたとの情報
む~ん・・・あの辺って帰りの飛行機の通り道じゃなかったっけ・・・??
帰り大丈夫か!?

その後、暇なので部屋を出て廊下の窓から外の写真を撮ったりしてたら偶然同じ階に泊まっていたCRIPPLE BASTARDS(from イタリア)のジュリオとバッタリ
ジュリオは3月のOBSCENE EXTREME ASIAの時に来日してて、その時に競演した仲
そして、前日のライブでもまた競演してもらったので、そのお礼を言ったりお客さんから一緒にやった曲を絶賛されたって事を話したりして部屋に戻った

ホテルからの風景、トルトノフこんなのどかな街です

そして朝食を食べに食堂に
食堂にはジュリオやダン・リルカがいて豪華グラインドコア競演
他誰かは分からないがOEFに出演したであろう雰囲気の人達ばかり。
中には「昨日最高だったぜ!」なんて言ってくれる人も。(後から知ったのですが、Wehrmachtのメンバーだったようです。)

そして、朝食はビュッフェ方式!なんか嬉しいw
ボイルしたソーセージとか美味し!
ホントこのツアー朝食だけはどこに行ってもハズレ無し!

朝食終えて部屋に戻る時に三たびジュリオに会ったので一緒に写真を撮る

ジュリオと

古い日本のハードコアバンドのTシャツを見せびらかしてきてご満悦のジュリオ
本当に日本好きらしく、また日本で会おうと言ってくれました
ウチらよりも古くからやってるベテランバンドだけど、威張ったところが全くなくとてもやさしく良い人ですジュリオ

そして、チェックアウトをしてフェス会場へ
もうツアーでのライブは全て終了してこの日は帰るだけなのだが、最後に大仕事が
それは時間が許す限り物販を売りさばく事
とにかく、帰りの荷物を出来るだけ減らさないと重量オーバーで追加料金かかるからね

売り始めてみると、出演した前日ほどではないものの、そこそこお客さんが来てくれる
そして、一緒に写真撮ってとの依頼もちょくちょく
日本ではこういう事って無いからね~、外タレ気分ですよ

熱狂的なファンのおじさん。この人後にオフィシャルブートライブ12”とかも作っちゃうほんとマニアです~!

結局、CDの売り上げはイマイチ伸びなかったけど、Tシャツはツアー用のは見事完売!
もう一種類のロゴTシャツも持ち帰りは7枚だけと、思っていた以上の売り上げ
ただ、残ったTシャツのサイズがXLやXXLという、日本ではなかなか売れなそうなのばかり
XXLサイズは2枚残ったけど、売れそうにないから一緒にツアーを回ったTHE KILLの巨漢ドラマーのジェイに1枚あげたよ

実は、Tシャツを作る際に主催者のチュービーにサイズについて相談したら「XLやXXLを多めに作れ」との返答があり、欧米ではやはり大きいサイズが売れるんだな~なんて思っていたら、意外とMやLが一番売れる事に
Sサイズは少なくていいと言われてたから少数生産にしたら、意外と女の子が買ってくれて、初日のフェスでほとんど売り切れてしまった次第
結構体格の良い女の子がSサイズを買ってたのは驚いたけどねw
Sより小さいガーリーサイズは無いのかとも聞かれたりしたので、そっちも作っておけばもっと売り上げ伸びたかもしれなかったなと

午後2時に会場から空港まで車で送ってもらえると言う事で、荷物をまとめてツアーを一緒に回ってくれた運転手のオットやTHE KILLのメンバーにお別れの挨拶を
泣いちゃうかもなと思っていたけど、結構ドタバタしてたりで泣くまでには至りませんでしたw

最後にCurbyと!

その後建物を出て、車を手配してくれたチュービーと一緒に車が来るのを待つが、しばらく来ず待つ事に
今みんなとお別れしたけど、すぐそこの建物にみんないるんだよな~、出てきて会ったりしたら拍子抜けだななんて思いながら待ってました
そんなこんなしていたら、ようやく車到着
最後にチュービーともお別れの挨拶をして、空港へと向かいました

しかし、車が走り出して20分くらいしたところで、運転手に一本の電話が
車を停めてしばらく話をしていて、なにかあったのかなと思ったら、電話を切るや否や「戻るぞ」との事
え?何?と思ったら「何か忘れ物してないか?」と聞かれたので、荷物を調べてみると、スネアドラムを見事に忘れていました 。やっちまった~

というわけで、もと来た道を戻り再びフェス会場へ
会場の入場ゲート前で車を停めて、運転手が忘れ物を取りに行ってくると言ったので、暫く車の中で待っていたのだが、なかなか帰ってこないので、車外へ出てみる
すると、偶然スロバキアでタイヤがパンクした時に迎えに来てくれた人と再会
あれ~、なんて言ってちょっと喋って写真を一緒に撮っていたら他の人も一緒に写真撮ってくれって言ってきて、またもやロックスター気分
気分良い!やっぱ帰りたくない! (笑

そうこうしている間に運転手が戻って来て改めて空港へ出発
一時間近く時間をロスした事もあって、空港に着いた時にはすでに搭乗手続きの時間が始まっていました、危なかった
でも家族へのお土産が全く買っていなかったので肉やら何やらを急いで買う。

急いで手続きをすると、預け荷物が重すぎるからこのままでは超過料金を払わなければならないとの事
そりゃ、売れ残ったCDが100枚近く入っているからね、お土産とかTシャツもあるし
仕方ないので、CDなどを出して持ち込み荷物用のバッグに詰め込んでなんとかクリア
でも、明らかに持ち込み荷物が限度の8kgよりオーバーなんだけどな・・・
しかし、持ち込みに関しては重さを量る事もなくクリアできました
その辺は結構アバウトで助かりましたトルコ航空

そしてチェコを後にしたのであった・・・
心配された撃墜の話もルートがズレていたようで無事に。



そんなこんなで最後にドタバタありでツアーが終わりました

FINAL EXIT "Central Europe Tour 2014"総評。
初ツアー・初海外(自分は初飛行機(笑))だったので行く前は多少の不安もありましたが、行ってしまえばそんなんどこ吹く風・ものすごくエキサイティング で楽しい1週間でした。1週間で5公演という短いツアーでしたが、ホント自分のこれまでの人生の中で最高にエキサイティングで楽しい時間を過ごす事が出来 ました!
あと思ったのは、今回行ったチェコ・スロバキア・ポーランドのライブ会場、会場の規模や種類(例えばパブだったりとか・・・)は違えど、どこの会場でも必 ず出演バンドには十分な飲食が提供された事が日本のライブハウスのシステムと違う所だと思いました。(まあ、出演者じゃない人たちもバンド用のを食べたり してましたが(笑))
例えばスロバキアのパブでは、飲み物はパブ提供でしたが、食べ物は企画者の奥さんの手料理だったりと、スタイルは違えど皆でシェアしてツアーバンドをサポートすると言うスタイルが出来上がっていて、心が温まりました。
まあ、飲食の事だけではないですが、今回初めて海外でライブをしてみて、企画者・ローカルバンド・お客さんが一体となってツアーバンドをサポートしてくれているなというのを体感しました。
20年来やりとりして来た海外の友人との初見、また新たなつながりが出来たりと本当に充実した時間を過ごす事が出来ました。
是非、また機会があればどんどん海外に出て行って演奏したいと思ってます!
最後に今回のツアーでお世話になった全ての人々に感謝します!
Ryohei / FINAL EXIT 2014

あと今回最も教訓になったのはいくら時間が無くても家族へのお土産はきちんと買う事!
子供達へのお土産が全然買えず、奥様にこっぴどく怒られました。(苦笑

最後に、楽しかったぜ、友よ!
また会おう!

I want to say special thanx alot to : Curby/Obscene for invite us tour,Otto/PFOD/Lycanthropy booked us PFOD (He was also driver of the tour!),Nik/Jay/Robby & The Kill toured us together!
Also thanx alot to: Andy / EDH, Richard/Rado/Jan and Sedem Minut Strachu, Strong As Ten, Lycanthropy,Turbokrieg, Usurpress, Chiens, Whoresnation, Livisted, Dishell, Controlled Existence,many bands played with in PFOD and OEF 2014 and audience of our gigs and many old and new friends of mine to met there!
And Kultivation for this tour report!!!!!
Thanx alot everyone, we want to go tour again in future!
Ryohei / FINAL EXIT Dec.2014
And Kultivation for this tour report!!!!!


FINAL EXIT Central Europe Tour 2014 report by Ryohei Kikuchi pt.7


中欧ツアー6日目

朝7時前に目覚めてしまう
仕事がある時の早起きの感覚が抜けないのか、いつもと違う枕だからなのか、どうもぐっすりと眠れない

そのうち、朝早いのに外で工事が始まりドリルの音がうるさくて本格的に寝れなくなったので、シャワーを浴びる事に。
シャワーを浴びたら、何故か激熱なお湯しか出ない! どうやら、外の工事が影響している様子

ヒサヲ氏がシャワーから出て来ると熱湯しか出なかったので、変な体勢で浴びていたら背中を痛めてしまったと。おいおい、もうすぐOEFなのに大丈夫かよと。ヒサヲ氏持参の湿布を貼って応急処置を。

しばらくして、工事の音がうるさくて寝れないのかみんな起きてきた
ただ、その頃には熱湯どころか水そのものが出ないという事態にまで発展してました

とりあえず、朝食を済まし、そのうち水も出るようになったので他の人達もシャワーを浴びたりしていたら、オットがちょっと仕事に行ってくると言って出て行ってしまう
ドライバー不在になってしまったので出発する事も出来ず、しばらくオットの家でくつろぎタイム

いやー今日のOEF、13時から始まるからそれに合わせて出かけると思っていたので拍子抜け。物販も売りたいし。とりあえずThe KILLのメンバーと雑談したりと思い思いに過ごしていた。

14時過ぎにオットがやっと戻ってきて、さあ出かけるかという事に
ってか、13時からフェス始まってるんだけどね。この辺も出番に間に合えばいいだろって考えですかね 。出かける前に記念撮影。


出発して1時間くらいして昼食タイム。スーパーマーケットで買い物
ここで前日買えなかった土産物を買おうと思うも良い物が無く断念・・・

その後、スーパーマーケットの近くの住宅地で停車
ここで休憩なのかな?と思っていたら、オットの知り合いの家の前だったらしく、知り合いが帰宅するのを待っていた様子。前の路地で写真を撮ったりして時間をつぶす。



なんだよ~、いつOEF行けるんだよ~って思っていたら、知り合いが戻ってきて何故かギターアンプを借りて出発。フェスで使うわけでもなかったので、何故アンプを借りたかは不明

そんなこんな寄り道をして、ようやくツアー最大の目的であるOBSCENE EXTREMEの会場に到着!

この時点で夕方5時過ぎ。まぁ、出番は8時だから間に合っているけどさ

ちなみにOBSCENE EXTREMEは観客数7000人の大型野外フェス
初日のフェスも結構人がいたけど、600人くらいだったらしいので、その10倍以上!
まぁ、7000人とはいっても5日間行われるフェスの総入場者数だとは思うけど、だとしても結構な人が集まっていました

関係者用で入り口でオーガナイザーのチュービーが出迎えてくれる。「Welcome to Obscene Extreme!」と!出演者用のバックステージパスを受け取り、車を停める。

メインゲート

関係者出入り口付近

とりあえず、皆でステージを見に行ってみるかーって事で向かっていると、どこかで見た顔が。
再会を誓った、ChiensとWhoesenationの面々。
向こうも気づいてくれて、「FINAL EXIT!」っと言ってくれて熱く再会のハグ
でも、彼らの出番が早かったから見れなかった、申し訳ない

そしてステージに行ってみると、めちゃくちゃ盛り上がっている!
ちょうどステージでは地元チェコで大人気のゴアグラインド「Gutalax」がやっていて、お客さんもステージに大勢上がってお祭り騒ぎ
ビーチボールは舞うわダッチワイフが飛び交うわステージ上でチ○コ丸出しのヤツはいるわ・・・なんかスゲぇとこ来ちゃったなと 。さすが本場ですわ!

Gutalax

さて、着いて早々もう出番まで1時間半くらいなんだけど、物販の準備をしたいのだが、どこで売ればいいのかわからない。オットに聞こうとしたが所在不明。
というか、他のバンドが物販をしている様子がない。フェスのオフィシャルグッズを売っている場所はあるんだけど、どうすればいいのやら・・・

実はこの時点でツアー用に用意していたTシャツ100枚のうち約半分くらいがまだ売れ残っている状況
CDもかなり売れ残っていたんだけど、せめてTシャツくらいはある程度は売れて欲しいので(何故なら、持って帰るのにかなりの荷物になるから)とにかく売り場を作りたい

チュービーに聞かないとわからないなという事で、やっとの事で再びチュービーを見つけて「マーチャンどこで売ればいいの?」って聞いてみたら、「グラインドマーケットの中だよ。」と物販会場を案内され、近くにあったボロボロの長テーブルを持ってきて「ここで売れ」との事

なんか、アバウトね。その辺、全然ルールが無いみたい
まぁ、フェスのオフィシャルグッズが売っているとこの近くだから人もそれなりに集まってくる所なので、立地的に結構良かったです


グラインドマーケット内部

ようやく売り場が確保出来たので、いそいでセッティング
CD並べてるそばから、結構人が寄ってきて買ってくれたりする 、忙しい。
さすが7000人来るだけはあって、売り上げに期待出来ます
物販の準備がやっと終わるくらいで、もう出番次だぜーって事で、今度は急いで本番の準備に
物販買いたいって人がいたけど、もう出番だから後でね~ごめんね~って謝って急いでバックステージへ移動

バックステージで準備をしていると、東洋人を発見
今回、アジア圏からはウチら以外にタイのバンドとインドのバンドが出ていたので、顔つきからいってタイのバンドの人達だなと
向こうもチラチラこっちが気になっているようだったので、ここは結成20年のベテランから声かけてあげたほうがいいなと思い(笑)、「タイのバンドの人ですか?」(もちろん英語で)って声かけたら「イエス」と笑顔で答えてくれました、さすが微笑みの国タイランド
その後、なんとなく自己紹介したり世間話をしたりコップンカーとか言ったりして交流しました

タイのバンドMasochistoと

バックステージにいる間にも色々な人が来てくれて話したり・写真撮ったり、ビールも飲みたかったので飲んだりで、忙しかった。

バックステージ

バックステージ、OEF託児所の子供達によるステージダイブ体験!

そんなこんなしていたらいよいよ出番
ライブは・・・写真を見ていただきましょう













結構盛り上がりましたよ~ いやーさすがOEF!
規模も人数も違います! ここでもアンコールまでやっちゃいました
アンコールはOEF ASIAでも披露した、CRIPPLE BASTARDSの名曲カバー「AUTHORITY?」!(笑


超楽しかったっす
ちなみに、ライブ写真はほとんどがネットでの拾い物。大きいフェスだけあって、かなりのサイトで写真がアップされてました。個人のブログやSNSなんかでもアップしてる人がいました。便利な世の中です

そんな感じでツアー最後のライブが終了
バックステージで片付けしていたら、他のバンドの人とか本当に色々な人が声かけてきてくれて、一緒に写真とろうとか言われこれまた忙しい。写真撮影待ちが出来たりと、日本じゃ絶対にあり得ない!(笑
その後も会場を歩いていたら、ライブ良かったぜー!とか一緒に写真とってとか声かけられまくりでした
それはもうロックスターになった気分だった
実際に一緒に写真撮った女の子に「You feel like rock star?」なんて言われたりして。
まぁ、アジア人だから珍しくて目立ってたっていうのもあったんでしょうけどね

イタリアのベテランHCバンド「Eu’s Arse」のメンバーと!

そんな感じでライブも好評だったおかげで、物販の売れ行きもなかなかなものでした
さすが7000人集まるフェス、他の会場とは売れかたも桁違いだぜ

物販をする合間に腹が減ったので何か食べようと言う事になり、例に漏れずもらっていたフードチケットやドリンクチケットを駆使し、ビーガンバーガーやビール(ヒサヲ氏はコーラ)を食べる。
ホント、出演者には至れり尽くせりです。

今回のツアー、物販はヒサヲ氏にほとんど任せていたので、中抜けし、初日のPFODに来ていたMira氏や、一昨日スロバキアで対バンしたSedem Minut Starachuの面々、オット同様自分とはかれこれ20年くらいやり取りしているRSRのSandro等色々な人たちに挨拶して廻った。Mira氏に「オレらここにいるから落ち着いたら後で一緒に飲もうぜー」と言われたので、とあるビーガンスタンドの裏手に。

RSRのSandroと

Armagedomのメンバーと

Mira氏・Michal氏と

これがいけなかった。
Mira氏やその友人Michal氏、ブラジルから来ていた「ARMAGEDOM」のメンバー、誰だか分からない人達と、最初はビールを飲んでいたのだが、そのうちもっと強い訳の分からない酒を飲まされ、スゲエ眠くなってしまった・・・

彼らと別れてバックステージ脇に行くと「Hellshow」がやっていたのだが、とりあえず眠すぎて側にあったベンチで寝落ちしてしまう・・・結局この日のメインアクト伝説のデスメタルバンド「MASTER」も見逃してしまう。

どのくらい寝ていたか分からないが、ヒサヲ氏に起こされ全その日のライブが終了して、ホテルに向かわなければならない事を知らされる。自分の荷物までまとめてくれたようで、ヒサヲ氏スマン!

そして出演者用のシャトルバスに乗ってホテルへと行きました
会場からはバスで10分くらいの所にあるホテル。

ちゃんとトイレもシャワーも付いてる部屋でした。まぁ、当たり前な事だけどね
さらにフリーWi-Fiだってついてるんだから!  これまた流石OEF!
ただ、部屋中央辺りでは若干電波が弱く、ドア付近まで行かないと安定しなかったけど


ただこの時点でもすげぇ眠かったので、シャワーも浴びずにこのツアー史上一番快適なベッドに沈む・・・

ツアー6日目終了。

FINAL EXIT Central Europe Tour 2014 report by Ryohei Kikuchi pt.6

中欧ツアー5日目

この日は初めてのオフ日でライブ無し

さすがに5日目で疲れてたのか、ぐっすり眠れました。
まあ、前日が車中泊だったので当然と言えば当然!?

ツアーではライブが終わるのが遅く深夜に帰ってくるので、眠りにつくのが深夜2時~3時がざらでした。それにもかかわらず何故か毎朝早くに目覚めてしまい(たいてい7時前)、いつも睡眠不足だったような 。
でも、不思議と日中そんなに眠くはならなかったんだけどね
まあ知らずのうちに興奮していたのかもしれませんが。まぁ、日中は車で移動がメインだったから、ちょっとウトウトする事はあったけど

さて、この時点でライブを4本消化し、残すは1本のみ
最後のライブは今回のツアー最大の目的であるObscene Extreme
このフェスは前夜祭、後夜祭含めて5日間行われ、今年で16回目を迎える歴史あるチェコ産大型野外フェス。世界中から出演バンドが集まり、大物からマイナーバンドまで何でもありなのが特徴。
今年3月には日本でもアジア版が開催され、そちらにも我々は参加しました

という事で、スロバキアの企画者リチャードの家で朝食を頂き、再びチェコへ向かって出発したのでありました。
この日は早めの午前中の出発

Richardの家

出発時

出演は翌日だけど、既にこの日からフェスは始まっているので、早く着けばライブ見たり出来るかなと

出発した際、前日に対バンし、一緒に泊まったContorolled Existenceの3人が車に同乗。9人乗ってバンはパンパンでした


で、走り出した車ですが、1時間くらい走ったところでまたしても車のトラブルが!
「バン!バタバタバタバタ!」 と、タイヤから嫌な音と衝撃が・・・
しかし、すぐに音が止みタイヤがパンクした様子もない。だけど、当然のごとく車内騒然
「何が起こった!?」「わからない!」なんて感じ(もちろん英語で)
とりあえず、ハイウェイを外れ安全なところに車を停めて車外へ

またしても、タイヤの表面がめくれ上がり、首の皮一枚で繋がっている感じに
今回はめくれたゴムが切れずに残っていたため、それがボディに当たってバタバタと音がしたようでした

バースト寸前のタイヤ

ハイウェイ外で停車

とりあえず、色んな所に連絡したり、ネットを駆使したりで、10kmほど先にタイヤを直せそうなところがあるという事が判明。
運転手のオット以外は車を降りて、ゆっくりと気を付けながら車は走って行きました
さて、残された我々はどうするのかなと思ったら、みんな車が走って行った方向へと歩き出すじゃないですか。まさかの10kmウォークかいな・・・

ウォーキング風景

結構、天気良くって暑いからね~、これキツいよ~。なんて思ってたら1kmも歩かないうちにガススタンドみたいなとこに到着。どうやら、ここで車が戻ってくるのを待つようでした

1時間半くらいでしょうか、雑談したり、ねっころがりながら待っていたらオットが戻ってきました
一同大歓声、さぁ再び旅を続けようではないか!

と、一同車に乗り込み出発したのですが、車が走り出したところなんかタイヤの辺りから異音が・・・
運転手のオットと前席に座っていた人達は気づかなかったようですが、一定のリズムで音が聴こえる。「コツコツコツ」的な。

直したばかりで、また問題発生かいと。温厚な性格のオットもさすがに不機嫌になり何も喋らなくなってしまいました。
また、助手席に座ってたロビーがまくしたてるように喋るんだよね
オットを責めてるわけではないんだろうけど、早口でまくしたてるから、オットもそりゃ不機嫌になるわなと

とりあえず、みんな不安になってしまったので、タイヤを直した工場へと向かう事に
工場に着いてタイヤを見てもらうと、何だかよくわからない配線だかがタイヤだかシャフトだかに当たっていて音がしていた模様。とりあえず、それを結束バンドで当たらないように留める事で解決する事に

しかし、タイヤがもうボロボロで次いつ再びバーストしてもおかしくはないという事で、ロビーがオットにタイヤ交換すべきだと提案
幸い、この工場にはタイヤが揃っていて今が交換するチャンスだと
たぶん、オットとしては余計な出費はしたくなかったんだろうけど、結局は2本タイヤを交換する事となりました


しかし、タイヤ交換してみると、またも問題が
なにやら、左後ろのタイヤの回りが悪い様子。しかも、ここの工場では修理出来ないから別の工場へ行ってくれとの事
そんな事で、とりあえずタイヤ交換だけして紹介された近くの別の工場へと移動

別の工場へと行ったら工場の人がちょうど出かける所で、ちょっと待っててくれとの事
工場の前でしばらく待っていたのだが、暇を持て余したTHE KILLのメンバーが散策へと出かけたら、ちょっといい感じのところがあるぜ~って言ってきたので、ついて行ってみるとちょっとした公園のようなところが


森の公園の様子

Nick&FINAL EXIT! 森の中でBLACK METAL調の写真をと(笑

しばらくTHE KILLとFINAL EXITで森の中を散歩していたら、工場の人が戻ってきたらしく残りのメンバーが探しにきて、どこかで休憩しようとの事に
田舎の住宅地みたいな所で何もなさそうだったけど、レストランと売店が一緒になっている店があったので、各自で酒などを買って外のテラスで休憩を。
何を買おうか迷ったので、前の人が買っていたのと同じのを買いました。レモンテイストのビールを。

前日対バンの3人が「ナズラビー」と言って乾杯していたので、マネをしてみたら、お前の国では何て言うんだ?と聞いてきたので、「かんぱ~い」って教えたら、みんなで「カンパ~イ」って言って改めて乾杯しました。これぞ異文化飲みニケーション

Nickが買ったのは缶ビールなのに度数10度! オレこんなに飲めないからと半分もらったりと。
(ここで撮ったビールの写真帰国後探したんだけど見つからず・・・)

しばらくして、車が直ったという事でこの名前も分からない田舎町をやっと出発しました
結局、最初のタイヤトラブルからここまで4時間くらいかかったよ

その後、順調に車は走りチェコに突入。そして、チェコに入ってすぐのガソリンスタンドで食べ物を買い遅めの昼食。ってか、この時点で18時過ぎだからもう晩飯だけどね


その後、再び車に乗り込み移動をしていたら、何やら駅に到着。どうやら、前日対バンの3人組はここで車を降りるよう。てっきり、一緒にフェスに行くものだと思っていたので突然のお別れ
彼らがどこ行くのかは最後まで不明でした。

そして、しばらく車を走らせたら見覚えのある場所へ到着
オットの家でした
どうやら、この日はオットの家に泊まるとの事

前日、明日は観光で古い城を見に行こう何て言ってたし、OEF初日にも顔出すもんだとばっかり思ってたのでガッカリ。
まあこの時点でかなり遅い時間だったししょうがないか。
自分はこの日に全てのお土産を買おうと思っていたのに、結局トラブルで何一つ買えずに終わる。
これが帰国後の災難を呼び込む(苦笑

まぁ、OEFに行くとは一言も言われていなく勝手にこっちで思っていただけなんだけどね

そして、ここからオットのガールフレンドも合流して、数日前にピザを食べた店へ
最初に来た時にTurbokriegのEricが「チェコに来たらこれを喰え!」と教えてくれたチーズフライを注文。


店を出てオットの家に戻ったら再び酒盛り開始
店でビールをペットボトルに詰めてもらい持ち帰ってました
そんな買い方があるのね


そうして、オフ日の夜は更けて行くのでした
いよいよ、次の日はこのツアーのメイン、OBSCENE EXTREMEじゃ!!

ツアー5日目終了~