Interview with GRAND SUPREME BLOOD COURT : Alwin Zuur April 2013
オランダのオールドスクールデスメタル、GRAND SUPREME BLOOD COURT。
2012年にデビューアルバム、”Bow Down Before the Blood Court”をCentury Media Recordsからリリース。聴いてみてぶっ飛びのデスメタルサウンドになんとメンバーはあのカルトデスメタル、ASPHYXの面々。ヴォーカルはASPHYXはもちろんPESTILENCEでも活動したカリスマヴォーカリスト、Martin van Drunen だ。脳天直撃だ。
早速、ギターリストでASPHYXのベーシストでもあるAlwin Zuurにインタビューした!
まず、GRAND SUPREME BLOOD COURT (GSBC) はいつから始まったんですか?
これはバンド? それともプロジェクト?
最初はプロジェクトとしてスタートしたんだけどいまはメンバー5人によるしっかりとしたバンドだ。
でも、少し限定的な活動でこのバンドで世界中をツアーしたりいろんなとこでライブをやるってわけじゃない。いままでいくつかのショーとフェスに1回出たくらいなんだ。
では、バンドメンバーを紹介してくれますか?
GSBCのアルバムがリリースされた当時は誰がGSBCのメンバーなのか知られていなかったと思う。
もちろん、GSBCは90年代前半のAsphyxのラインナップで構成されているんだ。
単純な理由だけど Eric Daniels (ギター : ex Asphyx / Soulburn) が旧友の Bob Bagchus (ドラムス : Asphyx / ex Soulburn) と Martin van Drunen (ヴォーカル : ex Pestilence / Asphyx) とまたバンドがやりたくなってGSBCが始まったってわけだ。
オレはセカンドギターリストとして加入したわけだが、Asphyxではベースとしても活動しているわけなんでベースプレイヤーとして Theo van Eekelen (Hail of Bullets)にお願いした。
オレたちはお互いを良くしっている間柄だから自分たちを”ファミリー”って呼んで仲良くやっているよ。
Alwin、あなたのミュージシャンとしてのキャリアを教えてください。
90年代前半にベースを初めて、間もなくギターも買った。で、いくつかの今は全く知られていないバンドをやってデモとかとったりして。
で、1998年にESCUTCHEONという At The Gates, Eucharist, Canorous Quintet みたいな初期スウェーデン系のバンドを始めたんだ。いくつかのデモと2枚のアルバムをリリースしたよ。
2009年までそのバンドは活動していたけど最近は活動してない。でも、いつかサードアルバムはリリースしたいね。
で、2001年にPULVERIZERというオールドスクールデスメタルにベースで加入。デモとEP音源、2枚のMCDをリリース。このバンドは2008年のどこだったか、のライブを最後に消滅してしまった。
2009年にAsphyxにベースとして加入、2010年にGSBCに加入して現在に至る。
アルバム、“Bow Down Before the Blood Court”はかなりの好評化、リアクションを受けていますね。このアルバムについていくつか教えてください。
アルバムの売上はレーベルが良いよって教えてくれたけど詳しくは知らないな。
かなり多くのレビューがあってそのほとんどは素晴らしいし、いくつかの評論家はアルバムの感想よりもAsphyxとの違いを比べるのに大忙しって感じで。
オレの個人的なお気に入りの曲は “Circus of Mass Torment”って曲でこの曲はアルバムの最後に出来上がった曲なんだ。ほんとはこの曲は7インチEP用に録音された曲なんだけど素晴らしい出来だったのでアルバムに収録したってわけさ。
レコーディングはオランダのSonic Assault スタジオとHarrow スタジオで行われた。
ミキシングとマスタリングはDan Swanoにやってもらった。彼はいい仕事するね。
仕上がりはもちろんパワフルなオールドスクールデスメタルでメタルヘッドの顔面直撃だ。
このアルバムを誇りに思っているよ。
作曲は主に誰が書いたのですか?
Ericとオレで全部のアルバムの曲を仕上げた。アルバムのギターリフはお互いのが半分ぐらいづつで混ざっている。Ericが書いた曲とオレが書いた曲ってのもあるけど良い曲ってのは2人で作ったヤツだね。
で、曲全体の良いアイデアが生まれるようにオレがドラムを打ち込んでドラマーのBob がそれをアレンジしていって。“Bow Down before the Blood Court”という素晴らしく残酷なモノが出来上がった。
Martinが全ての歌詞とバンドのコンセプトを作ってくれたよ。
いくつかの曲はASPHYXと近い方向性というか、重くてスローなデスメタルパートはまさにASPHYXですよね? GSBCとASPHYXの違いはなんですか?
それが典型的なASPHYXかはわからないけどEricは自分の曲のスタイルを持っている。
これは彼が90年代のASPHYXで持っていたのと同じスタイルだから、2つのバンドの間にいくつかの類似点がある。でもそのほとんどは初期ASPHYXというより”Eric”のスタイルだと思うよ。
Asphyxの最後のアルバムを作ったのはPaul (Asphyxのギター)だからEricのとは違うよ。
Apshyxの他にGSBCはSluaghterやMasterなどの初期90年代のデスメタルに多大な影響を受けているんだ。シンプルかつエフェクティヴな。
GSBCは2本のギターでブルータルなリフのコンビネーションやハーモニー、ヴァリエーションのあるリフを弾いているからそれはAsphyxとは大違いだよ。
オレたちはGSBCがどんなバンドに似ているとかどのスタイルと似ているとか真剣に考えたりしないね。ただオレたちはオレたちの欲しいサウンドをただプレイするだけだ。
これまで何回、ライブはやりました?
いままで4回、クラブでショーをやったよ。2回はオランダ、2回はドイツ。
どのショーも素晴らしい出来だったし、その結果、会場でマーチャンダイズが沢山売れたよ。
今年の夏にはドイツのParty San Open Air と Summerbreeze の2つのフェスに出る予定。もっとショーのオファーはあったんだけどGSBCは限定的なバンドだからね。それにAsphyxも忙しいし。
ライブで日本のCOFFINSのシャツを着てましたがそれはあなた? COFFINSはどう?
どのライブの写真を見たかわからないけどCOFFINSのシャツを着ているギターはオレだけだね。
COFFINSは凄いバンドだよ。オレのお気に入りのGSBCの曲は最初のリフと次のリフのブレイクなんてCOFFINSを彷彿とさせるしね。
実際、彼らとはAsphyxの時、ベルギーとアメリカで一緒のショーに出たし凄いいい連中だったよ。
やつらは残忍な死の金属を作る方法を知っている動物だぜ。
Cheers ブンゴ & COFFINS !!
今後の予定は?
いくつかの曲を書いて新しいアルバムを作る準備をしている。セカンドアルバムを絶対に録音するけどそれにはまだ時間がかかるね。来年か再来年かな。ツアーはさっきも言ったと思うけどオレたちは限定的な活動をするバンドだからしないよ。いくつかの特別なショーだけだよ。
インタビューありがとう! 最後に日本の死亡金属ファンに!
どういたしまして。GSBCの事を伝えてくれありがとう。そして日本のメタルヘッドもサポートしてくれてありがとう。SAYONARA。
最後までインタビューを読んでくれたリーダーにはいつも感謝。GSBCが聴いてみたい!って思ったらなんの躊躇もいらない。レコード屋にいってこのバンド名を言えば在庫があれば売ってくれるし、なきゃ取り寄せてくれるだろう。なんならいま流行のインターネットっての使って探せばきっと見つかるだろう!
このKultivationを見つけたように!